Anna wünscht sich einen Hund und andere Geschichten

  • 2010/03/30(火) 20:43:13

Anna wünscht sich einen Hund und andere Geschichten

Anna wünscht sich einen Hund und andere Geschichten
Bettina Obrecht 著 Katrin Engelking 挿絵
ISBN:978-3499211287
2001年発行/ペーパーバック・フルカラー
Rowohlt Verlag  

Level: ab 6 Jahren 96ページ 約2,940語

 Annaはずっと犬を飼いたくてたまらない。今年のクリスマスこそは犬が
 やってくると強く信じている。犬のことを考えると嬉しくてたまらない。
 いよいよ両親に呼ばれて部屋に入ったAnnaが見たものは・・・(他2編)


子供の心を上手く描いている短編集です。
残念ながらこの本自体は絶版のようですが、表題作の
Anna wünscht sich einen Hund」は
購入できるようです。(リンクは日amazon)

各作品の語数
・Anna wünscht sich einen Hund 約1,065語
・Maja und Lena sind Flüsterweltmeister 約985語
・Die Teddybärmaschine 約890語

前回のIgelのお話もよかったですが
こちらも収録作品全てが上手くできています。

特にこの「Anna〜」のお話は秀逸で
どれほどAnnaが犬を飼うことを夢見ているのかが、上手く表現されています。

一文一文が短く、とても簡易な表現で描かれているんですが
(だからとても読み易い!)
それが却って、Annaの気持ちを際立たせています。

挿絵も暖かく、ドイツのクリスマスの光景を垣間見ることができます。
機会があれば、この本は是非手にとって読んで欲しい。

ちょっと不思議だったのは、Annaがクリスマスプレゼントを
両親からもらえると思っているところ。
挿絵で見る限りでは、まだサンタさんを信じていそうな年頃なんですが。

あと、両親ももうちょっとAnnaの気持ちを考えてあげようよ!と
思わずにはいられませんでした(笑)
Annaは本当にいい子だ。


他の2編のあらすじはこんな感じです。

・Maja und Lena sind Flüsterweltmeister
部屋を共用していたMajaと姉のLenaでしたが、Lenaがもう大きいということで
個別の部屋を与えられます。毎晩2人でこそこそ話しをしていたのに
その晩からMajaは一人ぼっち。Lenaのいない静かな部屋で寝ることができません。
そこでLenaの部屋を何度も訪ねるMajaでしたが追い返されてしまい・・・

・Die Teddybärmaschine
Simonの一番の親友はテディベアのIwan。特別に柔らかく、特別にすてきな毛皮のIwanは
大切な宝物で、どこへ行くのも一緒。Iwanを洗濯したいママの手には渡しません。
ある日、大きなデパートで「Iwan」の名札がついた、大量のテディベアをみたSimonは
ショックを受けます。姉に大量生産品のクマだと説明を受けたSimonは
急速にIwanへの愛情が薄れていき・・・

どの話も良かったので、この著者の他の作品も読んでみようと思います。




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