Das Abendessen(Nicht morgen, nicht gestern)

  • 2007/10/03(水) 01:50:46

Nicht morgen, nicht gestern
Das Abendessen
Nicht morgen, nicht gesternより)
Uwe Timm
ISBN-10: 3462028014
Kiepenheuer & Witsch

Level: 一般書 約3,700語

 空港の喫煙室で見かけた人物は20年程前に一度だけ夕食を
 共にした女性だった。あのときの奇妙な出来事が思い出され…

1999年に出版された、Uwe Timm氏の短編集
「Nicht morgen, nicht gestern」の一篇。
一般書なので容赦ないのですが、このお話は冒頭部分が
情景描写で分かりやすいのでとっつき易かったです。

これを読んだのは6月の終わり頃。
長編はまだまだ読めるレベルにはありませんが
短編集なのでなんとか読み通すことができました。
この「Das Abendessen」は17ページの物語で
主人公が当時付き合っていた彼女と夕食に招待されたときの
奇妙な出来事やその後日談がつづられています。

ネタばれになるのであまり詳しくは書けませんが
ある生き物が重要な役割を果たしています。
私自身その生き物がなんなのか分からずに読み進めていたのですが
その単語の意味を理解したとき、情景がありありと浮かんできて
びっくりしました。
それまではドイツ語の文章を読むのが、とても辛かったんですが
このとき初めてドイツ語でも読書を楽しむことができるんだ!と
感動したことを覚えています。

情景描写や伏線の使い方、この先を感じさせる終わり方など
読後の余韻がすばらしいのは、やはり一般書だからなのでしょうか。
読む喜びを教えてくれた一篇です。

さすがに1回では理解できず、5回程続けて読んだのですが
辞書を引いた訳でもないのに、読むたびにどんどん理解できるように
なったのには驚きました。

ちょっと背伸びしてでもチャレンジする価値のある本だと思います。



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