Keinohrhase und Zweiohrküken

  • 2010/07/25(日) 00:00:12

Keinohrhase
Keinohrhase und Zweiohrküken
Klaus Baumgart 作・絵,Til Schweiger 原案
7,99ユーロ (日amazon 838円)
ISBN:978-3833901942
2010年3月発行/ハードカバー・フルカラー
Baumhaus Verlag(※ BASTEI LÜBBE Verlagのページに飛びます)

Level: ab 3 Jahre  56ページ  約390語

 野うさぎのKeinohrhaseには耳がありません。
 その為に仲間はずれにされ、キツネでさえ彼には無関心
 ある日、卵を見つけたKeinohrhaseは持ち主を探そうとしますが・・・

※ネタばれしています

Til Schweigerの映画「Keinohrhase」に登場した 
耳のないウサギの縫いぐるみからアイデアを受けたお話です。

映画自体は恋愛コメディで、この「Keinohrhase」も
ヒロインAnnaが苦し紛れに命名した、園児作のマスコットの名前です。

この映画、ドイツ人にはかなり受けがよく
続編の「Zweiohrküken」も作られました。
物凄く早口の映画なので、字幕があってもあまり役に立ちませんが
見ているだけでもかなり面白いので、機会があったらぜひご覧ください。
下品な用語のオンパレードでもあります(笑)

この絵本は映画とはまったく無関係なお話で
他の野うさぎと何一つ変わらないのに
ただ耳がないというだけで仲間はずれにされる
Keinohrhaseの悲哀を描いています。

卵を遺失物預かり所へ持って行った時も
職員に「君は耳を失くしたみたいだから、見つかったら
連絡してあげるよ」とからかわれてしまいます。

ネットで卵について調べ、卵から孵る生き物には
耳がないと知って喜ぶKeinohrhase
ついに卵からひよこが孵りますが、何故かそのひよこには
二つの大きな耳がついていたのでした。

落胆するKeinohrhaseでしたが
ひよこに抱きしめられ、友人同士になると
それ以来、耳のことなんてどうでもよくなったのでした。

絵がとてもひょうきんなので
読んでいてあまり深刻な感じはしませんが
意外と真面目なお話だったのでビックリ。

こちらで17ページまで立ち読みできますのでどうぞ。
Keinohrhase und Zweiohrküken
17ページのかくれんぼの絵がお気に入り。
ここがオチにも関わってきます。

映画とはまったく関係のないお話なので
絵本だけ読んでも、まったく問題ありません。
逆に知ってると、ギャップに驚きます(笑)
あ、でもヒロインのAnnaにKeinohrhaseが
ちょっとかぶるところがあるかも。

期待せずに興味半分で借りた本でしたが
内容は意外にも良かったです(失礼)
文章もそれほど難しくありません。
個人的には愛嬌のある絵がとても気に入りました。