Conni rettet Oma

  • 2010/03/01(月) 00:10:24

Conni rettet Oma

Conni rettet Oma
Julia Boehme 著、Herdis Albrecht 挿絵
4,95ユーロ (日amazon 720円)
ISBN:978-3-551-35701-4
2007年9月発行/ペーパーバック
Carlsen Verlag

Level: ab 7 Jahre  96ページ  約12,800語

 小さな弟ばかり優先する両親に、疎外感を覚えるConni
 そんなConniの気持ちを汲んだ祖父母は彼女を旅行に招待します。
 祖父母の馴れ初めを聞いたり、楽しい旅行のはずでしたが・・・

いつものPixiとは違って小学生になったConniのお話です。
久しぶりに行ったDussmannのConniちゃんコーナーで見つけました。
書店に行くと財布のひもが緩んでしまいます・・・

冒頭、ちょっと難しいかなと感じたんですが
そのまま読み進めると、直ぐに物語に入り込むことができました。

ページ数の少ないPixiと違い、さまざまなエピソードが盛り込まれていて
ぐいぐい引き込まれます。

特に、弟のJakobの為に、いつも我慢しなくてはならないConniの心情が
上手く書かれていて思わずもらい泣きしてしまいました。
(年を取ると涙腺が弱いもんで・・・汗)

弟の言うことは直ぐに聞き入れてもらえるのに
自分はそうではない。両親にとって自分は必要の無い存在なんだ。

アクシデントが重なり思いつめてしまったConni
しかもConniに非のないことばかりなのに
「あなたはお姉ちゃんなんだから我慢しなさい!」と言われる辛さ。

これは洋の東西を問わないようです。

Conniの気持ちを理解してくれたOma(おばあちゃん)の存在を
ありがたく感じます。

祖父母に招待された旅行でしたが
今までなかったようなトラブルに見舞われ
自分が付いて来たからではと落ち込むConni

祖父がバードウォッチングに出掛けている間
アスレチック(?)を楽しむConniと祖母でしたが、更なる事件が起こります。

実はタイトルの「rettet」の意味を知らなかったんですが
クライマックスで分かりました。そういうことか。

難易度は「Geheimaktion kleiner Hund 」よりも易しく
戸惑うような難しい表現はありませんでした。
身近で感情移入しやすい題材を扱っているので
Conniの気持ちになって読むことができます。

この本は文句無く面白かった。

閉まっている貸しボート屋さんから、「明日代金払うから大丈夫」と
こっそりボートを拝借する祖父に(たまたま1艘だけ鎖に繋がれていなかった)
「お店が閉まっていても稼げちゃって、お店の人は喜ぶわね!」と答える祖母
という楽しい(?)エピソードもあります。
どんだけ都合の良い解釈なんだ(笑)

これが結果的に裏目に出てしまうことを彼らは知る由も無い・・・(笑)

絵本も楽しいけど、まとまった長さの物語を読むのは
やっぱり満足感がありますね。
他にも同様のシリーズが沢山出ているので
追々読んでみたいと思います。