Ein Monster im Klassenzimmer

  • 2010/02/17(水) 19:02:56

Ein Monster im Klassenzimmer

Ein Monster im Klassenzimmer
Manfred Mai 著、 Erhard Dietl 絵
3,95ユーロ (日amazon 525円)
ISBN:978-3-473-38062-6
Rabensburger Verlag ※リンクはLeserabeのページです

Level: ab 8 Jahre (3.Lesestufe) 96ページ 約6,000語

 教室の本がかじられてる!ネズミかと騒ぐ4aの生徒達でしたが
 ロッカーの中にいたのは猿のような不思議な生き物でした。
 Alomphiと名乗る生き物と先生・生徒達との交流が始まります。

学校の友人が貸してくれた本のうちの1冊
こちらの出版社は「Leserabe」という小学校1〜3年生対象の
レベル別本を出しています。

区分けとしては
1.Lesestufe:
Leseanfaenger ab 1.Klasse

初めて本を読む子供向け。対象:小学校1年生〜
・短い文
・とにかく沢山の挿絵で説明

2.Lesestufe
Erstleser ab 2.Klasse

本を読み出して間もない子供向け。対象:小学校2年生〜
・短い章立てのお話
・物語の理解を助ける豊富な挿絵

3.Lesestufe
Leseprofi ab 3.Klasse

読書に慣れている子供向け。対象:小学校3年生〜
・長い章立てのお話
・文章に沿った挿絵

といったところでしょうか。

ただ、個人的には「2.Lesestufe」の「Nick Nase」の方が難しく感じます。

内容は小学生向けということもあり
学校が舞台となっています。
授業風景を垣間見ることができて興味深かったです。

授業で言葉遊びをする場面があったので
私も一緒になって答えを考えました(笑)

で、肝心のモンスターAlomphiですが
皆にまず絵を描いて自分の状況を説明します。

この絵がものすご〜く上手くてビックリ。

その後、Alomphiの言葉と、アルファベットの変換表を作るんですが
一字一句ドイツ語と同じ(ウムラウトにも対応)なのが笑えます。
例えば「Sonne」を変換すると「○☆▲▲□」みたいな感じです。

その変換表と絵を用いて、Alomphiの言葉を読解すると
「オーストラリアに住んでいたが、人間に捕まってしまい
飛行機に乗せられてやってきたが逃げ出した」とのこと。

オーストラリアから来たんならドイツ語じゃなくて英語だろう・・・
という疑問はさておき

先生と生徒達はAlomphiとすっかり仲良しに。
どうすればAlomphiが再びオーストラリアへ帰れるか
授業そっちのけで相談します(笑)

そんな中、主人公Jurliaの兄と友人がAlomphiを売り飛ばして
金を儲けよう(!)と画策
殴ると脅してJuliaからAlomphiの居所を聞き出します。

そして翌日、先生の元に匿われていた筈のAlomphiの姿が消え・・・
良心の呵責に悩むJulia。先生に兄達のことを打ち明けます。
しかし、先生が彼らを問いただすも、自分達はやっていないと言い張り
埒が明きません。

クラスの皆で手分けしてAlomphiを探すものの、やはり見つかりませんでした。
ただ、Alomphiの残したメモから、犯人が兄達でないことが分かります。

その日の晩、なんとテレビのニュースでAlomphiの映像が!
「何か文字を書いているが、理解できないので
情報をお持ちの方は○○まで・・・」と流れ、ビックリするJulia

翌日早速、大学の研究所にいるAlomphiの元を訪れる先生と生徒達
Alomphiは「ここから出して!ぼくを助けて!」と書いて訴えます。

隙をついてAlomphiを助け出したJulia達
そして、クラスメイトの親戚がAlomphiをオーストラリアまで
送り届けることになったのでした・・・めでたしめでたし。

なかなか面白くて、最後まで一気に読むことができました。
暗号のようなAlomphi文字も読解する楽しさがあります。
(子供には)

物語の最後で、Alomphiが長文の手紙をくれるんですが
さすがにそこの読解は途中で挫折・・・
なんかお礼が書いてあることは分かりました。

それにしてもJuliaの兄&友人は悪い奴ですな。
Julia以外にも、彼女のクラスメイトを痛い目に合わせようとしたり
おばちゃんは君達の将来がちょっと心配よ。

Spannende Fälle für Erstleser」にも
通学路でカツアゲする少年の話や、脅迫状で女の子を脅して
お金を巻き上げる少年達のお話が載っていて
子供たちの世界もなかなかシビアなようです。
(2編とも主人公達が相手をギャフンと言わせてるのでスカッとしますが)