Pastfinder Berlin

  • 2013/03/19(火) 19:40:20

Pastfinder Berlin
Pastfinder Berlin

14.90ユーロ(日amazon 1,524円)
ISBN:978-9889978808
2012年発行/ペーパーバッグ・フルカラー
PastFinder


今回はベルリンのガイドブックを紹介します。
2012年は、フリードリヒ大王の生誕300年にベルリン生誕775年と
お祭りが続き賑やかな1年でした。

それを記念して発行されたのがこのガイドブックです。
こちらの出版社は毛色の変わったガイドブックを数多く出していて
今回の本も既刊の「Berlin 1933-1945」と「Pastfinder Berlin 1945 - 1989」の
いいとこ取りをしてプラス他の時代もという感じに仕上げてあり
かなりお得感があります。多言語版も出ているので(日本語はない)
お好きな言語で楽しめるかと思います。
(第3帝国以前の時代に関しては薄いのでその辺りがお好きな方は
物足りないかと思いますが…)

とにかく当時の写真や図版が沢山載っていて
眺めるだけでも興味深い1冊です。
エピソードも豊富で読む分にも楽しめます。
解釈は分かれそうですが。

難易度は一般のガイドブックなので言わずもがなですが
歴史好きの方なら見当はつきやすいかと思います。

第3帝国時代の建築として日本大使館とイタリア大使館が
並んで載っていてニヤリとしました。

当然、飲食店やショッピング系の情報は一切載っていませんので
これとは別に調達する必要があります。

この本をもって街を歩くと、何気なく通り過ぎていた建物や風景が
違った色合いで見えてきて、よりこの街に興味がでてきました。
当時のベルリンを訪ねるにはもってこいのガイドブックです。


Japanischer Alltag. Kurzgeschichten

  • 2010/03/05(金) 01:06:36

Japanischer Alltag. Kurzgeschichten

Japanischer Alltag. Kurzgeschichten
Jiro Akagawa 著
18ユーロ (日amazon 2,501円)
ISBN:978-3875485387
2009年10月発行/ペーパーバック
Buske Helmut Verlag

Level: 一般書 179ページ 約12,000語(ドイツ語のみ)
 ※この本は日独対訳になっています

赤川次郎氏の「散歩道」というショートショート作品集から
8編をドイツ語対訳にて収録した本です。
表紙の弁当が美味しそうでたまりません。じゅるり。

収録されているタイトルは
・嘘の発端
・まちがい電話
・不快指数79
・十八歳の花嫁
・熱すぎたおしぼり
・正しい休日の過し方教えます
・わが子の作文
・うわさ

日本語の部分だけなら、30分もかからず
読み終えることができる分量です。

実は、相方が日本語学習用に買った本なんですが
私が先に読ませてもらいました。

出版社のBuskeは語学学習書で有名で
数多くの質の良い日本語学習書を出しており
相方がいつもお世話になっています。
(あ、でもたまに問題集の答えが間違ってることがある)

この本もその日本語学習の一環で
「日本語の書き言葉に慣れる」のが目的とのこと。

各話の最後に日本語のよみがなと、ドイツ人には難しい言葉の
説明がしてあります。

例えば、「二枚目」はハンサムな男の人のことで
歌舞伎小屋に掛けられていた絵がルーツで云々
(三枚目と二枚目半の説明もしてある)
でも今の日本では「イケメン」が二枚目に該当する。

みたいな感じのことがドイツ語で結構詳しく説明してあって
なかなか面白いです。

1.3cmくらいの厚さの本なのに、値段が高いのがネックですが
日独対訳本ってグリム童話やアンネの日記くらいしか
見かけたことが無かったので、結構貴重かもしれません。

相方はさっそく「あいつだ!」という台詞を覚えて連呼していました・・・

余談ですが、この出版社からでている
Japanische Alltagssprache」という日本語学習書には
日本で売っているドイツ語会話集には出てこない
表現が沢山載っていてとても便利です。

主人公のフーバーさんが日本企業で研修を受ける、という内容なので
ビジネス用語も載っていますし
同僚に恋して告白して振られる(涙)という切ないエピソードも
あって面白い1冊だと思います。
高いけど・・・(42ユーロ)
もし見かけることがあれば、立ち読みしてみてください。



Fürchtet Euch nicht!

  • 2010/01/06(水) 01:04:16

Fürchtet Euch nicht!

Fürchtet Euch nicht!
Gisa Klönne 編集
ISBN:978-3-548-28107-0
ullsteinbuchverlage

Level: 一般書  272ページ

今日、語学学校へ行くと
学校のパンフレット等が置いてある台の上に
古本がどっさり置かれていたので、1冊もらってきました。

なんと発行日が2009年11月!
まだかなり新しい本です。

フフフ。タダで新刊が手に入るとは新年早々縁起が良いぜ。
でも、要らないってことは面白くなかったのかしらん?
と色々考えましたが、タダだからいいや。

写真からだとちょっと分かりにくいですが
「Der neue Krimi-Adventskalender」と書いてあります。

ドイツでは11月辺りから
Adventskalenderというクリスマス用のカレンダーが出回ります。

1から24まで数字が振られていて
カードになっているものから、チョコレートが入っているもの
24枚の小さな靴下にプレゼントが入っているものと様々です。
LEGOもAdvendkalenderを出していて、危うく買いそうになりました。
(70%OFFになっていたので)

これは1冊に24話の短編ミステリーが収められています。
1日1話読んでいくと、読み終わるのはクリスマスイブというわけですね。
なかなか心憎いアイデアではありませんか。

執筆している24人全員がドイツまたはオーストリアの作家です。
翻訳物ではない+24人分読めるのは興味深いところ。

でも、この時期にしか売れないと思われるので
出版社としては勇気の要る企画ですよね。

既にクリスマスどころか、年も明けちゃったので
来年までお蔵入りせざるを得ない本ですが
それまでにこの本が読めるようになるくらい
ドイツ語が出来るようになっているといいな。

今年のAdventに読みたいと思います。
先は長いぞ〜。


Gala

  • 2008/01/28(月) 22:44:15


Gala
毎週木曜日発売
2.50ユーロ

Nick Naseの続きを書こうと思ったんですが
ちょっと気分転換にこちらの雑誌をば。

見てお分かりの通り女性週刊誌です。
日本の女性誌をあまり読んだことがないので比較できないんですが
これは薄くて全ページカラーなので
ドイツ語が分からなくても結構楽しめます。

ある日、ドイツ人の相方が
「分かりやすいドイツ語だし、そんなに下品な記事はないから」と
買ってきてくれました。(読んだ事あるのか?)

初めて読んだときはさっぱりだったんですが
持ち前の野次馬根性で、なめるように読んでいると
あら不思議。なんとなくわかる記事が出てくるじゃありませんか。

最近の個人的ヒットは
Anna-Nicole Smith(元プレイメイトで変死した人)の半生を特集した記事。
ただのきれいなお姉さんという認識しかなかったんですが
記事を読んでなんだかやりきれない、切ない気持ちになりました。

基本的に辞書を引かずに読んでいるんですが
写真が豊富なので内容を想像しやすいです。

先週と今週号では日本料理のレシピコーナーもあったりして
大学芋が食べたくなりましたよ〜。

日本人(私)がまったく知らない著名人の話題があったりして
無駄な知識ばかりが増えている今日この頃です。
(最近、貴族や王室の話題が結構多い)

それにしても表紙のKatie Holmes(Tom Cruiseの妻)は美しいですね〜。
ため息出ちゃいます。


Das Abendessen(Nicht morgen, nicht gestern)

  • 2007/10/03(水) 01:50:46

Nicht morgen, nicht gestern
Das Abendessen
Nicht morgen, nicht gesternより)
Uwe Timm
ISBN-10: 3462028014
Kiepenheuer & Witsch

Level: 一般書 約3,700語

 空港の喫煙室で見かけた人物は20年程前に一度だけ夕食を
 共にした女性だった。あのときの奇妙な出来事が思い出され…

1999年に出版された、Uwe Timm氏の短編集
「Nicht morgen, nicht gestern」の一篇。
一般書なので容赦ないのですが、このお話は冒頭部分が
情景描写で分かりやすいのでとっつき易かったです。

これを読んだのは6月の終わり頃。
長編はまだまだ読めるレベルにはありませんが
短編集なのでなんとか読み通すことができました。
この「Das Abendessen」は17ページの物語で
主人公が当時付き合っていた彼女と夕食に招待されたときの
奇妙な出来事やその後日談がつづられています。

ネタばれになるのであまり詳しくは書けませんが
ある生き物が重要な役割を果たしています。
私自身その生き物がなんなのか分からずに読み進めていたのですが
その単語の意味を理解したとき、情景がありありと浮かんできて
びっくりしました。
それまではドイツ語の文章を読むのが、とても辛かったんですが
このとき初めてドイツ語でも読書を楽しむことができるんだ!と
感動したことを覚えています。

情景描写や伏線の使い方、この先を感じさせる終わり方など
読後の余韻がすばらしいのは、やはり一般書だからなのでしょうか。
読む喜びを教えてくれた一篇です。

さすがに1回では理解できず、5回程続けて読んだのですが
辞書を引いた訳でもないのに、読むたびにどんどん理解できるように
なったのには驚きました。

ちょっと背伸びしてでもチャレンジする価値のある本だと思います。